こんにちは。大人かわいい動物ジュエリー作家のさちこです。
あなたが悩んでいるとき、『あなたのせいじゃない』と慰めてもらった経験は
だれもがあると思います。
でも今日は、この『あなたのせいじゃない』という一見相手を思いやった一言が
実はその人を追い詰めているかもしれないという事実について
書いてみようと思います。
『あなたのせいじゃない』なら、誰のせい?
『あなたのせいじゃない』『あなたは悪くない』という言葉は一見優しい言葉に聞こえます。
しかし、一瞬心の負担は取れるかもしれませんが、解決策をなくしてしまう言葉でもあるのです。
その時、人の心は多くの場合こんな風に動きます。
私のせいじゃない、ほっ 良かった。
あれ?でも、問題は解決してないな
じゃあ、誰が解決できる人なんだろう
誰のせいにすればいいんだろう・・・
問題だと捉えている現象の糸口を自分が握っていないのであれば、
自分ではない誰かに、どうにかしてもらうことを期待しだします。
さらに問題が大きく、辛い場合には、
自分ではない誰かに、どうにかしてくれと強く要求したくなってきます。
そうなるとどうなるでしょうか…
ここで影響の輪と関心の輪についてご説明します↓
影響の輪と関心の輪
自分でどうにかできるものにのみ注力しよう
影響の輪と関心の輪を聞いたことがありますか?
これは、自分でどうにかできるものを見分けて、そこにだけ注力しよう
という事を分かりやすく図にしたものです。
私たちがいくら努力をしてもどうしようもないもの、
例えば今日の天気、世界経済、自然災害などが外側の関心の輪に入ります。
そして、自分でどうにかできるもの、
自分の気持ち、自分の言動、自分の考え方、住環境、食べるもの、などが
内側の影響の輪に入ります。
では、他人はどちらに入ると思いますか?
答えは→ 関心の輪です。
他人を変えようとしても、時間の無駄なのです。
相手を変えようとすると、さらに抵抗を生む
更に心理学的に言えば、自分を変えようとされたり、何かをさせようとされると
人は本能的に、それを攻撃と受け取ります。
あなたが、その人に変わってほしい、〇〇をしてほしいと思えば思うほど、
その相手は抵抗したくなるのです。
例え、それがその人のためを思っての事であったとしても、です。
さて、話をここで元に戻しましょう。
『あなたのせいじゃない』と言われてしまったら、
その状態を諦めて、自分は不幸であるという事を受け入れるか
誰かのせいにせざるを得なくなります。
自分は不幸であるという事を受け入れた瞬間、人は不幸になります。
そして、誰かのせいにした瞬間、自分でできることはなくなってしまうのです。
主体性の本当の意味
では、問題を抱えている人に対して、どのように声をかけてあげればいいのか。
『全てあなたの責任です。』
これを言える人は、多くないでしょうねw
私もここまでの直球はなかなか投げられません。
でも、言い回しを変えたり、遠回しにでも、これを伝えるようにしています。
なぜなら、できることはこの全てのことは自己責任という事を受け入れてから初めて
その人の世界は広がっていく、変わっていくからです。
私も以前は、人のせいにばかりしていました。
誰かを変えようともがいていました。
そういう時は大抵、問題は解決せず、ずっと辛かったのを覚えています。
全部自分の責任なんだ、自分次第なんだと解ったとき、
とても楽になったのを覚えています。
そして今は、誰のせいにもしなくていいので、とても自由で楽です。
『あなたのせいじゃない』ではなく、『全部あなた次第だよ』と言ってあげましょう。
全部あなた次第だよ♪
本当の主体性とは
全ては自分次第、とう事を受け入れれば、そこから本当の主体性が発揮できるようになります。
一見問題のように見えることが起こったときに、
どう受け止めるかは自分次第。
どう解釈するかは自分次第。
どう反応するか、
どう行動するかも自分次第。
どういう気分でいるかも自分次第。
つまり、それを問題だと見なし、悲しい気分になると決めるのは自分であり、
それをチャンスだと見なし、自分にできることを探すのも、自分。
私は後者でありたいし、
少しでも多くの人に、後者であってほしいと思います。
全て自己責任と認めること、それ自体が主体性でり、自由の始まりだと思います。
他人のせいにしてる自分に気付いたとき、思い出してみてください。
誰かが『あなたのせいじゃない』と言ってくれたなら
『あなたのせいじゃない』と誰かが言ってくれた時には、
影響の輪と関心の輪を思い出し、
『ありがとう、でも、全ては自分次第のはずなんだ』と思いなおしてみてください。
そして、それを気づかせてくれた友人がいることを感謝しましょう。
そんな素敵な友人がいるあなたなら、きっとその問題を自分で解決できるはずです。
糸口はすべて自分が握っているからです。
ではでは。
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