コロナになった話 夫婦別々の隔離年越し|ハンドメイド作家の幸せ哲学

つれづれessay

こんにちは。大人かわいい動物ジュエリー作家のさちこです。

コロナが世界中に広まって早3年。ついに私もコロナに罹患いたしました。

愛すべきソーシャルディスタンス

私は結婚してから工房のある実家と夫の家の往復の生活です。

ちょうどコロナが広がる直前に手帳やさんでのアルバイトもやめていたので、会うのは母と夫だけという生活でした。

もともと友達とワイワイしたり、飲み会に行くようなタイプでもないので、程よい距離感の恩恵を享受しておりました。

この3年の中で、誘われることもなくなり、色々なことがネットで完結できるようになり、私はのんびりと自分のペースで作品作りにだけ注力できるようになりました。

最初はどれくらいで感染するのか、また感染したときどうなるのかもわからず不安でしたが、3年の中でどう気を付ければいいのかもわかってきていました。

さちこ
さちこ

きっとこのまま私はかかることなくコロナの終息をむかえるんだろうな・・・

多くの人がそう思うように、私も自分は大丈夫だろうと考えていました。

無料PCR検査場というお決まりの危険地帯

そんなコロナ3年目も終わろうとしていた2022年の年末。

クリスマスの週末を満喫した私は、一度工房のある実家に戻り残った作業を片づけて次の日には夫の待つ家に戻る予定でした。

いつものように御徒町で用事を済ませて、工房へ帰ろうとした時、ふと駅構内で行われている無料PCR検査場が目にとまりました。

いつもならそんな危険な場所(=人が沢山滞在してしかもマスクを取る)には近づかないのですが、なぜかその時、ちょっとやってみようと思ったのです。

さちこ
さちこ

陰性を確認するために

いっちょやってみるか

後で夫にも不思議がられましたが、自分でもなぜその時やってみようと思ったのか、全くわかりません。

すぐ終わるならと、スタッフの一人に声をかけました。

私の他には2人ほどが受けていて、スタッフは4,5人。

その中の一人が、各ブースにもわかりやすく貼ってある検査方法をとっても丁寧に口頭で教えてくれました。

その人がめちゃめちゃ咳をしていたのです。しかも、重めの咳を。

さちこ
さちこ

いやだなぁ・・・

と思いつつも、途中でやめてその場を離れるという判断をしかねてしまい、大きな綿棒を加えて3分、マスクをずらした状態で唾液を摂取し、検査を終えて帰路につきました。

もちろん備え付けと自分で持っていたアルコール消毒はこまめに使い、大きい綿棒を咥えていたせいで、喉の違和感を覚えた気がしてすぐにお茶を買い飲みながら帰宅しました。

コロナ発症0日目

その日のうちに発熱 覚悟を決める

その日の午後、

さちこ
さちこ

体がすごい冷えるなぁ

と思いながら作業をしていて、夕方くらいからどんどん具合が悪くなってきました。

夕飯の頃には倦怠感と寒気で、完全に「これは風邪を引きました」という状態になり、お風呂でしっかり温まって早めに寝ようと床に就きました。

早めに布団に入ったものの、全然寝付けず、体調は悪化、熱は上がるばかりでした。

ここで、風邪ではないかもしれないな・・・と覚悟をしました。

次の日、いくつも病院を調べてようやく予約の取れた発熱外来に行き、案の定、コロナ陽性と診断されました。

覚悟をしたと言っても、5割くらいで、まだ希望を捨てていなかったので、先生の

はい、ではね、

コロナ陽性ですのでね

には、ショックを隠し切れませんでした。

コロナ罹患1日目

sora
sora

隔離年越しが決定~

コロナ治療薬を拒否

その後その場ですぐにお薬も手配してもらえたのですが、ニュースで知っていたコロナの治療薬副作用などまだ明らかになっている部分が少なく、

飲むか、飲まないかは

完全に自己判断です

と言われました。

 

翌日から病院もお正月休みに入ってしまうという事とで、症状が急変した場合などを考えると飲んだ方が安心かなとも思いましたが、

看護婦さんも、薬剤師さんも、飲んだ方がいいとも、飲まないほうがいいとも言えないお立場の様で、あくまでも

個人の判断だから

としか言ってくれませんでした。

若干の不安はあったものの、よくよく資料を読み、

さちこ
さちこ

大丈夫!悪化しない!

と言って、お薬は飲まないことに決めました。

普通の風邪薬頓服用の解熱剤だけもらい、帰宅。

帰宅前に母に陽性だったと連絡したところ、迅速に隔離体制を整えてくれていました。

帰宅し着替えて布団に潜り込んだところ、無料PCR検査の結果が、『陽性疑い』とメールで送られてきて、ほどなく保健所から電話も来ました。

コロナ陽性になっていしまったというショックと高熱のせいで、聞けなかったのですが、

無料PCR検査場での「スタッフの感染状況」や「その検査場の結果が全て陽性じゃなかったか?」を聞けばよかった…と後悔。

さちこ
さちこ

ま、教えてはくれないかもしれないけど。

数日後にアンケートが来たので、そこに書いておきました。

あのスタッフは気づいているのかなぁとか、ムリしても出たくなるほどアルバイト代は良いのかもしれないなぁとか、隔離期間の7日が過ぎてすぐの人だったのかもなぁ(10日目くらいまでは感染力がある可能性がある)とか、考えても仕方ないことを沢山考えてしまいました。

誰にもうつさずに済んでよかった

濃厚接触者は、母と夫でした。

私の陽性を知ってすぐに母が抗原検査キットを買ってきてくれて、その日のうちに検査し母は陰性でした。

sora
sora

良かった~。

風邪っぽいと思ってから、食事も一緒にとり、同じ部屋に寝ていたのでかなり心配でした。

週末を一緒に過ごした夫にも、すぐに検査に行ってもらい、翌日陰性を確認できました。

もし夫が陽性なら、高齢者で陰性の母のいる実家より、夫の家で二人で寝込めばいいと思ったのですが、夫は陰性だったので、隔離のできない家には戻れないことが決定。

さちこ
さちこ

そういう事なので、

申し訳ないけどよろしくお願いいたします。

と母に言いました。

病院でもらった隔離期間の資料

 

隔離期間中 コロナの症状

は3日目くらいまで続き、39度台まで上がりました。

38度台だと寒気がしてしんどいのですが、39度になるとひんやりした部屋の空気が気持ちよくて、いっそ楽でした。

熱が出ていた3日くらいはほとんど寝て過ごしました。

幸い、食欲はなくならず、鼻が詰まっていたので感じづらくはありましたが、ありがたいことに味覚も健在でした。

なので母がドアの前においてくれる食事をモリモリ食べ、風邪薬を飲み、たくさん寝るという数日間。

4日目には熱も下がったので、お風呂に入り、寝具も一通り洗濯しました。

4日目、5日目に汗が沢山出て、熱はこれで終わり。

4日目から6日目くらいまでは、比較的体調が良い日中にお風呂に入りました。これは母がお風呂に入る時間までに十分換気ができるためでもあります。

罹患する前にたまたま本を買い込んでいて助かった

 

早くウイルスを出してしまいたかったので、朝晩の鼻うがいは毎日していました。

鼻詰まりは息ができずに辛かったけど、

さちこ
さちこ

白血球さんたちが頑張ってくれているんだ!

ありがとう!がんばれ!

エールを送りながら、私もどんどん出しました。

年末には姉たちも来ていましたが、隔離なので会えずじまい。

症状軽快後24時間経過したら短時間での外出が可能になるので、6日目には人の少ない道を選び30分程度の散歩に出かけました。大分脚の筋肉を持っていかれていて、たった30分の散歩でも山登りでもしてきたかのような疲労感で、帰宅してすぐに眠ってしまうほどでした。

お散歩の途中にGET

それから毎日日中の暖かい時間に、30分程度の散歩をしました。朝もちゃんと起きて着替えをし、YouTubeでかけてラジオ体操もしました。

体力を回復するために、少しづつ日常生活のリズムを取り入れて、疲れたらすぐに横になり無理はしないようにして過ごしました。

その間も母との完璧な隔離を実施。トイレもお風呂も使用後には除菌スプレーをして換気をしていました。

6日目に抗原検査してみるが

7日の隔離期間が終わったら夫の家に戻ればまだ正月休みを数日一緒に過ごせるかもと思っていたのですが、6日目抗原検査をしてみると、まだガッツリ陽性でした。

6日目 まだ陽性

陰性だったとはいえ、濃厚接触者になったので年末に約束していた夫の親とのお出かけもキャンセルし、濃厚接触者の隔離期間の5日が過ぎても特に実家には戻らなかったようで、なぜか一人隔離生活を送るはめになった夫。

さちこ
さちこ

ほんとゴメン。

 

お見舞いにいこうか

と言ってくれたけど、10日くらいまでは感染力がある可能性があるという事で、丁重にお断りしました。

発症日を0日としてたっぷり10日間の隔離期間を経て、隔離生活を解消。

12日目に行った抗原検査では、めでたく陰性になりました。

sora
sora

一安心。

10日を過ぎてからは、咳とタンが出てきました。体に残ったウイルスの残骸を排出してくれているのだと思います。

乾燥からかわからないけど少し血が混じるようになりました。長期間のハードワーク、私の鼻の奥よ、お疲れ様でした。

鼻うがいはやりすぎてもいけないかもと、朝だけするようにしています。

咳はまだ出ます。これは風邪などのウイルス性の病気のあとには2~3週間程度咳が残ることが多いらしく、特にコロナ特有の後遺症という訳ではなさそうです。

成人式の三連休には、お正月休みを取り戻すかのように、おいしいものをたくさん食べ、沢山遊びました。

焼肉祭りを開催

やっぱり人が集まる無料PCR検査のような場所には近寄らないこと。身をもって立証しました。

ワクチンについて

普段の生活スタイルや、インフルエンザなどにもほとんどかからないから、ワクチンも3回受けたし、もういいかなと思っていたこともあり、4月に3回目のワクチンを受けた後は、4回目を先延ばしにしていました。

もう少し早く4回目を打っていれば、また違ったのかもなとも思ったりします。

逆に母は、5回目のワクチンを打った直後でした。だから濃厚接触者だったのにコロナにかからずに済んだのかもしれません。

同じように4回目のワクチンを先延ばしにしていた夫には、早速ワクチンの予約を取ってもらいました。

私はコロナ罹患後は3~6ヶ月免疫が残るという事なので、3か月後くらいに4回目を受けようと思います。

ワクチンを打つと必ず熱が出て辛いので、3回打ったし、正直「もういいんじゃないか」と思っていました。

でも今回自分がコロナになって思ったのは、同じ熱を出して寝込むのであっても、他の人に移す可能性があるのと、無いのじゃ全然違うということです。寝込む日数も違うしね

今回ちょっと重めの風邪というくらいの軽症で済みましたが、他の人に、家族にうつしたらどうしようという不安は、もう味わいたくないですね。

さちこ
さちこ

隔離も嫌です。迷惑かけるし。

コロナ罹患から16日目の今日、咳とタンはまだ少し残るものの、病み上がりの体力を改善するべく日常生活とお散歩に励み、おいしいものをモリモリ食べています。

慣れてきたころが危ないを地で行ってしまいました。気を引き締めて過ごしていきたいと思います。

母を始め、レンタルスペースを利用して下さる方々にも、ご心配、ご迷惑をお掛けしました。

 

ではで。

 

 

 

 

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