こんにちは!千田紗知子です。
おやつの時間に母と話していて、タイトルのように
んだなと実感したエピソードを共有したいと思います。
脳は否定語を認識できない、そして正しさを証明したくなるものだ
あるカウンセラーさんのメルマガを読んでいたのですが、
ここぞというときに負けてしまったという相談者の方に、
自分の長所と短所を言ってもらったそうです。
その方は、長所はすらすら出てくるけど、
短所は言いたくな感じを受けたそうです。
何とか聞き出した短所は、「弱いから強くならなければいけない」という想い。
この相談者は、「弱いんだから、ここでは負けられない!」と思った局面で、
負けてしまったそうです。
なぜか。
脳は否定語を理解できなし、
無意識に自分の正当性を証明したくなっちゃうからなのです。
「弱いんだから負けられない」という想いは、
脳には「弱い、負け」という信号を送っています。
そして、普段から「自分は弱いんだから」と認識していた彼は(彼の脳は)
無意識にそれを証明しようとします。
うんうん、わかるわかる。
脳の働きや引き寄せの法則についてここんとこ勉強していた私は、
うんうんと納得しながらこのメルマガを読み、
分かりやすいから、おやつを一緒に食べていた母にも伝えたのです。
母の見たい世界
この話を母に伝えていたところ、
「自分の長所と短所かぁ」と母が話しだしました。
母は自分を基本的に臆病者で、
石橋を叩いて壊して他の道からわたるタイプだと認識しているそう。
私は案外臆病なんだよ。
「でも、壊した橋をえ~いっと飛び越えてしまうようなところもあるんだよね。そういうところは、母の「山師的な、肝の据わったチャレンジャー精神」を受け継いでいたり、おじいちゃんの「村で初めての事業を起こした」とか、
うんぬんかんぬん…(中略)を、受け継いでいるんだろうね!」
母は自分を「臆病だけどここぞって時には受け継いだ行動力を発揮する人だ」と思っているそうです。(↑母はこれを幾度となく言っています。)
その話を、まぁ何度も聞かされている私は、聞きながらこんなことを思いました。
祖母にしろ、ひいおじいちゃんにしろ、
常にそんな行動力を発揮していたわけではなくて、
行動力を発揮できていない場面も、長生きした人生の中できっと沢山あっただろうけど、
母は「時々行動力を発揮できる」という性質を説明するエピソードを
探して選んで
ひろってきているんだなぁという事。
もし逆に、母が「臆病」と言う性質の理由を考えたとしたら
おばあちゃんやひいおじいちゃん、他の親戚の臆病なエピソードをひろってきたんだと思います。
性格は遺伝的要素ももちろんありますが、環境要因も大きく影響します。
そして同じ環境に育った人でも性格が同じではないのは、
その人が何に注目していたのかに掛かってくるからだと思います。
だから母の自覚している母の性質も、
そういう性質を(遺伝的に)受け継いでいるからとも言えるかもしれませんが
母が、祖母やひいおじいちゃんの行動力の部分に注目していたから
とも言えるのではないでしょうか。
だからこそ、行動力を身に着けることができた。
そしてもうひとつ母が証明したいことは「自分は基本的に臆病である」という事。
娘の私から見ても母はとてもエネルギッシュで、きっぱりとモノを言い、どんどん突き進んでいく
ちょっと怖いくらいの印象を与えますw
小さいころ私は、「地球は母が回している」と思っていたくらいです。(小さい子供はみんな親をそのように思うのかもしれませんが)
母はそのエネルギーをどこか自分でも持て余している部分があります。
きっとこの人ならできると周りに思わせてしまう、
隠しきれない性質を持ち合わせて、
自然と周囲の期待を高めてしまうので、プレッシャーを感じてしまう。
だから、「基本は臆病」という自己評価になっているんだろうな~と思いますw
そして「えい!っと行動できる時もある」は
これまで行動できてきた経験もあり、
そういう気質を受け継いでいると思っていることもあり、
自分を正当化する無意識の力も手伝って
ここって時には「えい!と行動できる」のです。
そうやって、また新しいエピソードを作り出し、
ほらね、やっぱり私は「基本は臆病だけどえいっ!と行動できる時もある」んだ。
となるのです。
脳の機能を理解し、上手に使おう
何が言いたいかと言うと、
要所要所で、このように自分を分析してみるって大事かなと思うのです。
思い込んでいる自分の性質は、私たち自身が無意識に脳のプログラミングしていたためかもしれません。
自分が気に入っているものなら、意識的に伸ばしていけばいいし
気に入らない性質であれば、どうしてそうプログラムしてしまったのかを理解すること、
そして気に入ったものを意識しなおすことで、軌道修正していくことができます。
自分の機嫌は自分で取ろうw
脳は否定語を理解できないという事。
「負けられない」だと、否定語を認識できない脳は「負け」だけを認識し、
「弱さを克服」なら、「弱さ」と「克服」を認識します。
負けられない→勝つ
弱さを克服する→強い
言い方(思い方)って、大切です。
これが、自主的なブレインプログラミングだと思うのです。
脳には肯定文でインプットしよう
その他にも、
脳は「誰が」を認識できないらしい
悪口を言ったり、自分の正当性を証明するために相手の非を指摘したりすると、
気分が悪くなるのはそのためです。
自分に言っているのと同じだからです。
よく、「周りにいる人たちは自分の鏡」と言うのはそのためです。
発する言葉や思考には注意しよう。
脳は無意識に正当性を証明しようとする性質がある
弱いから、強くならなきゃ→弱いことを証明する、強くなりたい理由を探す
基本は臆病だけどえい!と行動できることもある→臆病を証明する、行動力もたまに発揮する
三日坊主だから~→三日坊主を証明する
周りへの言い訳や、ハードルを下げたい心理、謙遜などで、
無意識に自分に意図しないプログラミングをしてしまっていたりします。
これらの脳の性質を知ると、ちょっと注意・工夫するだけで、
意識的に自分を理想的な方向へ導いていくことができます。
私は幸せなお金持ちです☆
まとめ
この様に、「自分が見たいように世界を見ています」と言えます。
私は脳や考え方について勉強していく中で、
自分の脳の使い方が少し見えてきた気がします。
脳のプログラミングの方法を書いた取扱説明書はありませんが、
ここんとこ沢山、解明されてきていますし、
自分でも、手探りですが、感覚的に、そして意識的に、
変えていくことができると感じています。
どんな世界に生きたいですか?
少し意識を変えるだけで、毎日が少し変わるかもしれません♪
ではでは~。
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