こんにちは。大人かわいい動物ジュエリー作家のさちこです。
ジュエリー作家を志しながら、9年ほどフランクリンプランナーのコンシェルジュをやっていました。
今回、オーガナイザーについてご質問頂きましたので、そのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
質問はこちら
こんにちは。フランクリンプランナーの手帳を知人に勧められて、使ってみようと思っています。少し調べたらその種類の多さに何から始めたらいいのか迷ってしまいました。
私的には使いこなせるか自身もないのでまずは安価なオーガナイザーが良いかなと思っています。でもせっかくフランクリンプランナーの手帳を使うならバインダーの方が良いのでしょうか。
初めての方が、良く悩むポイントです。
オーガナイザーのメリット・デメリットを簡単に書いてみますので、解決のヒントになれば幸いです。
バインダーとオーガナイザーの違い
バインダーとは
フランクリンプランナーの手帳と言えばバインダーというイメージが強いですよね。
バインダーとは、リングのついたカバーのことを言います。
このリングに、リフィル(日付があるもの)やフォーム(ノートなど)を
入れて使うのがバインダータイプです。
バインダーは革製のものが主流で何年も使えるので、毎年リフィルを買い足し、
直近の数か月分をバインダーに入れて持ち歩きます。
過ぎたページや先のページは、保管用バインダーに入れてファイリングしておきます。
何年も大切に使い味わいの増した革製のバインダーを持っているだけで
できる人というイメージを与えることができたり、
フランクリンプランナーや7つの習慣を知っている人からは、
初対面であっても信頼される、そんな特徴があります。
初めの費用としては、基本的な中身のセット『リフィルキット』と好みのバインダーで
約2万円~。
初期費用を押さえたい方は、オリジナルバインダーが入った『スターターキット』が約1万円~。
オーガナイザーとは
1年分の手帳が綴じられた1冊の本(ノート)になっているものをオーガナイザーと呼びます。
直近の数か月を差し替えながら使うバインダーと違い
1年分を持ち歩きますので、差し替えの必要はなく
手帳を変えるのは基本的に1年に1回です。
PVCのカバー付きで3千円前後~と、経済的。
フランクリン・プランナー・オーガナイザー ビジネス・ウィークリーレフト 2021年1月 B6 ネイビー 65109
オーガナイザーのメリット
リーズナブル
1冊の本になっているオーガナイザーのメリットは沢山あります。
まずは、そのお値段。
フランクリンプランナーは、高価な手帳に分類されます。
しかし、オーガナイザーは構成要素はほぼ同じなのにもかかわらず
3千円前後~と、安価に買うことができます。
基本的には、オーガナイザー1冊あればOKというのも良い点ですね。
簡単
バインダータイプは、苦手な方もいます。
数か月ごとにリフィルを入れ替えたり、来年分を買う事を忘れてしまったり
ページをなくしてしまったり、入れ替えそのものがめんどくさく感じてしまう方。
その点、1年1冊で完結するオーガナイザーはとっても簡単です。
ページを入れ替える必要もなく、保管用バインダーも必要なく、
1年終わったらそのまま保管できます。
めんどくさく感じてしまう方には、オーガナイザーの方が良いかもしれません。
1年分持ち歩ける
先ほども少し書きましたが、バインダータイプは直近の数か月を入れるのが基本。
大きいリングで、ウイークリーリフィルにする、
月間カレンダーを1年分と今月のウイークリーリフィルを入れる、など
工夫次第では1年分入れることができますが
基本的には、先月、今月、翌月の直近3か月です。
1年分入れたくても、t通常のリングには入りきらず、バインダーも重くなってしまいます。
なんで直近の3か月なんですか?
と良く聞かれますが、それがフランクリンプランナーのおすすめのスケジュール管理方法だからです。
それ以外の予定などは一度ラインページにメモして、帰宅後に保管用バインダーに入っているその日のページへ書き写します。
リフィルを入れ替えたり、整理するときに、自分自身のスケジュールとともに、方向性はあっているか、刃を研げているか、など振り返る事もできます。
一度、基本のやり方を試してみて欲しいとは思いますが、
やはり仕事の内容や、性格などで、使いやすい形は変わってきますので、自分が使いやすいものを使えばいいと思います。
手帳は1年分を持ち歩きたいという方には、オーガナイザーがおすすめです。
軽い
バインダーはバインダー自体が金属のリングと革でできているために、重量感があります。
購入する時には、できれば店頭で実物を手に取ってみることをお勧めします。
しかも、バインダーだけではなく、リフィルを入れた状態で、重さや使い勝手を検証してみてください。
バインダーはカスタマイズ性が高く、使いやすいのですが、色々入るのでやはり重くなってしまいがち。
その点一冊のオーガナイザーは、ページの重さだけですし、1年中、重さは変わりません。
A5・B6サイズは汎用性がある
オーガナイザーはA5サイズとB6サイズが基本。
フランクリンプランナー以外のカバーやノートを一緒に使えます。
少し、厚みがあるので、カバーなどを選ぶ際は厚みを考慮して選んでくださいね。
オーガナイザーのデメリット
重い
メリットには『軽い』と書きましたが、それはバインダーと比べた場合や、ウイークリーの場合。
実はA5サイズの1日1ページデイリーはバインダーに負けず劣らず、なかなかの重さですw
ページの抜き差しができないので、不要なページも1年間持ち運ばなければいけません。
バインダーは180シリーズなどの軽いバインダーに必要最低限のページだけを入れるなどすれば、とても軽くすることができます。自由度が高いので、重さ軽さも調整ができます。
A5のオーガナイザーつかってたときは
重すぎて半分に切ったことがあるw
イラナイページを外せない
1冊のノートになっているので、バインダーのように不要なページを外して捨てたり、
保管用バインダーに入れておくという事ができません。
イラナイページも1年間持ち歩くことになります。
欲しいページを増やせない
デイリーノートの他に、最後の方に予備ノートが数枚入っていますが、
メモやアイディアなどを沢山書きたい人には足りないと思います。
バインダーならデイリーページの間にでもラインノートなどを、いくらでも追加できますが
オーガナイザーの場合は、別冊のノートを裏表紙に差し込んで対応します。
バインダーの様なかっこいいカバーが少ない
オーガナイザーは比較的新しく登場した商品で、
ここ数年で単品のカバーが、少しづつ増えてきたところ。
カバーなしオーガナイザーと単品のオーガナイザーカバーで組み合わせることができますが、
年2回 春と秋に新作が出るバインダーに比べると、カバーの種類は少ないです。
個人的には、カバー付きのオーガナイザーがおすすめ。
毎年少し違うPVCのカバーが発売されるので、その中から選ぶというのも楽しいものです。
最近はリサイクルレザーのカバー付きオーガナイザーも発売されて、これはかっこよいです。
1年後、書き換え作業が生じる
フランクリンプランナーには、カレンダーの他に、
価値観のページ、ミッションステイトメント、役割、個人情報などのページもあります。
バインダータイプですと、これらは自分のタイミングで書き換えることができますが、
オーガナイザーはページの取り外しができないために、
新しいオーガナイザーに書き換える作業が発生します。
特にパスワードはめんどくさいと感じてしまいます。
年の変わり目に2冊持ち歩く
1年1冊なので、12月~1月、3月~4月など手帳の切り替え時期になると、
2冊持ち歩く時期が出てきます。
新しい予定のページが必要だけど、古い情報も必要で、まだ書き写しが完了していない時に起こります。
まとめ
ちなみに私がここ数年使っているのは、オーガナイザー ビジネス・ウィークリーレフトです。
ひとりで仕事を進める中で、臨機応変に予定を変更し、週の中で仕上げたいTODOリストを見開き2ページで管理できるのが気に入っています。
今までバインダーもポケットサイズ、コンパクトサイズ、オーガナイザーもA6、A5、B6、スリムといろいろ使ってきました。
その時々で使いやすい形は変わりますので、その時一番、使いやすいものを選んでいます。
いかがでしたでしょうか。
1冊の本にまとまったフランクリンプランナーは、バインダータイプのページの差し替えなどが煩わしい方には、おすすめです。
また相談者さんのように、使いこなせるか自信がない時に、高価なバインダーなどを買いそろえるのは不安という方にも、オーガナイザーは良い選択肢だと思います。
実際に、お試しでオーガナイザーを使い始めて、
使っているうちに、ページの差し替えなどをしたくなってきたら、
バインダータイプにステップアップする方も多いです。
初めからバインダーにすると、『せっかく買ったんだから』と
継続を後押ししてくれるなんてメリットもあるけどねw
オーガナイザーは、バインダータイプのスターターキットを1冊にまとめたというのがコンセプトの商品です。
つまり、フランクリンプランナーの基本的で大切な部分は、しっかり入っています。
結局のところ、使い始めることに意味があると思いますので、
使いやすそうな、始めやすい形で、まずは始めてみてください。
ではでは。
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