7つの習慣「パラダイム」とその活かし方

手帳・時間管理

こんにちは。

ジュエリーアーティストのちださちこです。

パラダイムとは、ネットで調べると「ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組み。」と出ています。

7つの習慣の初めに、このパラダイムという言葉が出てきますが、

「平たく言うと、物事の「見方」であり、物事をどう認識し、理解し、解釈しているかである。」と書いてあります。

このパラダイム、一人ひとりが色々なパラダイムを持っています。

7つの習慣を理解するためにも、もっと言うと自分の人生のためにも、この「パラダイム」の存在を知るということは大切になってきます。

これからの人生の進め方だったり、受け止め方や選択の仕方も違ってくるのではないでしょうか。

という事で、今日はパラダイムについて少しお話ししたいと思います。

 

ちなみに上の絵は、パラダイムを説明するときに用いられる代表的な絵です。

何の絵に見えますか?

ご存知の方も多いとは思いますが、これは、美しい若い女性の横顔にも、大きな鼻のおばあさんにも見える絵なんです。

この実験は、若い女性の絵を見てからこの絵を見るグループと、おばあさんの絵を見てからこの絵をみるグループで、何に見えるかを話し合うというものです。

事前に見せられた絵により、2つのグループに違うパラダイムが作られ、

そのパラダイムによって同じ絵なのに見え方が違うという結果が出ました。

 

さてそんなパラダイムですが、日本語でゆうならば、「色眼鏡で見る」の色眼鏡 とか、「目からうろこ」のうろこってことです。

物事はその人の受け止め方次第で良くも悪くもなる というのは多くの方が実感としてお持ちであったり、聞いたことあるという方もいると思いますが、

この受け止め方を決めているのが、パラダイムなんです。

 

例えば目的地に向かう道が2本あり、その1本には途中に獰猛な犬が繋がれているとします。

この時、「勇敢な男は獰猛な犬を怖がったりしない」というパラダイムをもつAさんは、犬のいる道を選びます。

逆に、「賢い男は獰猛な犬を避ける」というパラダイムを持つBさんは、犬のいない道を選ぶでしょう。

どちらが正しいというわけではありません。

その人の行動を決める、ものの見方=パラダイムに違いがある、というだけのことです。

パラダイムは今までの経験の中で作られていきます。

そして面白いのは、行動からその人がどんなパラダイムを持っているのかが何となくわかるようになります。

理解できないような行動をする人がいたり、また誰かの行動にとてもイライラしたりした時には、チャンスです。

あの人は、どんなパラダイムによって、その行動をしたんだろうと考えてみてください。

その人や自分のことを、少し客観的にみられるようになります。

 

パラダイムとパラダイムシフト

 

色眼鏡も目に張り付いているうろこも、付けているときには認識できずに、うっかり外れたときに初めてその存在に気付くようなところがありますよね。

今まで考えても見なかった考え方や、ものの見方に触れることで、色眼鏡やうろこが目から落ちます。

それをカルチャーショックと言ったりします。

ちなみにカルチャーショックにより、ものの見方が変わる事を「パラダイムシフト」と言います。

色眼鏡に気づく(?)、目から鱗が落ちる、と同じ意味ですが、落ちてから気づくよりも

始めからパラダイムの存在を知ってるほうが物事に対して柔軟になれる気がします。

たとえ、相手の行動や考えを全く理解できなかったとしても、

そんなパラダイムなんだね、と思えるので相手への理解が深まるし、

またそのことを通して、自分にはこんなパラダイムがあったんだね。とも思えるのです。

相手や自分のパラダイムを認識したうえで、次の行動を決めることができるようになります。

「そんな風に考えたことなかった、今度から私もそうしてみよう」と思えたり、

「なるほどね。でも、私はやっぱりこうするほうがいいと思うな。」と同じ行動になったとしても、納得して進んでいけます。

自分の持っているパラダイムを認識せずに、

あの人の言ってることはおかしい。と思ったり、

あの人のとる行動はありえない、間違っている、

と感じたり言ったりするのとは

少し違うレベルから物事を考えられるようになります。

 

大人な感じがしますねw。

 

パラダイムは良い悪いではない

 

色眼鏡というと、偏見のように悪い意味を含んでいますし、

目からうろこは、ぼやけていた視界がクリアになるというニュアンスを含んでいますが、

パラダイムは良い、悪いではありません。

経験により作られる物事のただの「見方」です。

「では、みんなでよいパラダイムを身に付けましょう♪」というものでは、ありません。

先ほどの勇敢なAさんと賢いBさんのように、何が良いか、悪いかは誰も判断できないからです。

パラダイムをみんな持っているという事を認識し、その行動はどんなパラダイムから来ているのかを考えてみて、

新しいパラダイムに触れたときには、良いと思ったパラダイムにシフトしていけばいいのです。

また悩んでいることや、イライラすることがあるとしたら、自分のパラダイムについて考えてみるのもおすすめです。

自分は、またあの人はなんであんな行動をとるんだろう、どんなパラダイムを持っているんだろう、と考えてみてくださいね。

パラダイムを認識し、パラダイムシフトが起こることで、解決するかもしれませんよ♪

 

今日はこのパラダイムについてお話してみました。

どんな感想を持ちましたでしょうか。

(そしてそれは、あなたのどんなパラダイムによるものでしょうか。)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました